灼熱のドッジボール又名Shakunetsu no dojjibôru
暑い夏のある日。1人の女子高生が転校していく。校門の前で仲間たちに別れを告げていたその時、駅から発車のベルが聞こえてきた。次の列車まであと40分…。かくして河川敷で最後のドッジボールが始まった。みんなの頭の上を音を立てて**いボールが飛んでいく。彼女を好きだった男子生徒2人の視線がからみあう。その1人が彼女に声をかける。 「おまえ靴ずれしたんだろ」 すると彼女は*足になってその男の子に抱きついた。やがて駅から聞こえてくる発車のベル。 「バイバーイ!」 複雑な気持ちのみんなに大きく手を振って彼女は駅へと向かう…。 誰にでもある10代の甘酸っぱい思い出。決して目新しくはないこのテーマをドッジボールのゲーム上でストレートに表現していく。カットのつなぎやカメラワークも実にユニーク。放課後ならではののんびりとした時間の流れと発車の時刻が迫る緊迫感が渾然一体とな...