西村京太郎トラベルミステリー65 伊豆海岸殺人ルート
フリーカメラマンの萩原礼子(宮下ともみ)の撲殺死体が都内の自宅マンションで見つかった。部屋はひどく荒らされており、臨場した警視庁捜査一課の十津川警部(高橋英樹)や亀井刑事(高田純次)は、犯人が必死に何かを探していたことを直感する。 まもなく、礼子の元助手で交際相手でもあった小田悠介(細田善彦)が犯行時刻、マンションから出ていくところを近隣住民に目撃されていたことが発覚。現場から多数の指紋も検出され、十津川たちは小田の逮捕に踏み切った。 小田は、「弁護士が来るまで何もしゃべらない」と黙秘。だが、弁護士・間宮和恵(秋本奈緒美)と接見した後、急に「真犯人を目撃した」と言い出し、十津川らを驚かせる。小田は**の夜、カメラマンの水野久明(東幹久)が凄い形相で礼子のマンションの階段を下りてくる姿を見たと証言。水野は、小田や礼子にとって師匠ともいえる存在だったため...