横山やすしフルスロットル ~阿波鳴門純愛物語~
1980年、やすしと啓子の間に生まれた愛娘・光(***)は健やかに成長し、6歳となった今は幼稚園の年長組に通っている。そんな光をやすしは目に入れても痛くないほどに可愛がっており、妻・啓子は二人を温かく見守っている。 とある夜、繁華街で不意にぶつかったビラ配りをするホステスが好みのタイプで、一目で気に入ったやすしは早速彼女が働く店「花ねず美」へ仲間たちと飲みに連れ立つ。 数日後、徳島県・鳴門競艇場で開催されたレースに参加したやすしのチームは、やすしが競艇の世界に足を踏み入れるきっかけとなった古くからの知人である徳さん(坂本あきら)と旧交を温めるべく、彼が主人を務める居酒屋で杯を交わす最中であったが、そこに現れたのはチームメンバーの誰もが思いもよらない人物だった。